七五三の撮影が、ありがたいことに6月から多くご予約をいただいております。ご来店くださるご家族と一日一日ご一緒させていただく中で、繰り返し伺うのが、お父さまとご祖父母さまの服装のこと。「お子さまとお母さまの服装はだいたい決まったんですけど、うちのお父さんとおじいちゃんおばあちゃんは、どうしたらいいでしょうか」――そんなご相談を、たくさんお寄せいただきます。撮影が始まってから「もう少し合わせておけばよかった」というお声を、お母さまから伺うこともあり、これまで撮影させていただいたご家族の分だけ、私たちも学ばせていただいてきました。
この記事は、そんなお客様のお声から教えていただいたことを、これから七五三をお迎えになるご家族へお返しするつもりでまとめました。お父さまの服装のこと、ご祖父母さまへ伝えるときのちょっとした工夫、三世代で並んだときのバランス、そして当スタジオでご用意している大人お着物レンタルのことまで、順番にお伝えしていきます。少しでもご家族の一日のお役に立てましたら、私たちにとってもうれしいことです。

七五三の主役が、間違いなくお子さまであることには変わりありません。ただ、撮影を重ねさせていただく中で、お母さまだけでなくお父さまやご祖父母さまの装いも、家族写真の空気を大きく左右させていただいていることに、少しずつ気づかせていただいてきました。
七五三の撮影で残させていただく家族写真は、10年後・20年後にご家族が繰り返し目にされる一枚になります。お子さまの晴れ姿はもちろんですが、その両側に立たれるお父さま、後ろで見守るおじいさま、隣で微笑むおばあさま――撮影から時間が経つほど、この「一緒に写っている人」の存在感が、じわじわと効いてくるのを、お客様がお持ちくださった昔のお写真から何度も教えていただきました。
「あの日、お父さんこんなに嬉しそうだったんだね」「おじいちゃんが着てくれたスーツ、久しぶりだったかも」――お子さまが大人になられた頃に、そんなふうに振り返っていただける一枚を、私たちもご家族と一緒に残していきたいと願っております。
撮影後にお母さまから伺うお声で、少し切なくなってしまうのが「お父さんも和装にすればよかったです…」というひと言です。撮影当日はスーツで来られたお父さまが、その日の家族写真を見返して「なんか浮いてるかも」とおっしゃる。あるいは、お母さまが訪問着で決まった写真の中で、お父さまだけがカジュアルなジャケットで、家族の格が揃わないと感じてしまう。
これは、お父さまが手を抜かれたわけでも、悪気があったわけでもありません。お子さまとお母さまの準備でご家族全体が忙しくなる中で、お父さまの服装だけが「まあスーツでいっか」と流れがちなのは、どのご家族にも起こりうることです。だからこそ、事前に一言お声がけできる情報として、この記事をご用意させていただきました。
写真の中で家族の一体感を生むのは、笑顔と目線と、そして服装の「格の揃い方」だと、これまでの撮影で教えていただきました。お子さまが正絹の被布、お母さまが訪問着、お父さまが仕事帰りのカジュアルジャケット――こうなってしまうと、写真の中で家族の格に段差ができてしまいます。
反対に、お子さまの着物にお母さまの色無地、お父さまの落ち着いたダークスーツ、ご祖父母さまがしっかりとしたお召しもの――全員が同じ気持ちで一日を迎えていることが、写真から静かに伝わってきます。「格を揃える」というのは、高い服を用意することではなく、その日を大切な日として扱っていただくご家族の姿勢そのものだと、お客様から教えていただきました。

「スーツで問題なさそうですけど、和装にする方法もあるんですか?」――最近はお父さまから直接ご質問いただくことも増えてまいりました。両方の選択肢を、私たちがご家族と一緒に整理させていただいてきたポイントとともに、お伝えします。
久留米で七五三を迎えられるお父さまの中で、スーツを選ばれる方は全体の8割ほどでいらっしゃいます。定番はネイビー、ダークグレー、チャコールなどの落ち着いた色味のシングルスーツです。リクルートスーツのような光沢の強いものよりも、シャドーストライプや無地の生地感のほうが、写真の中では落ち着いた仕上がりになります。
シャツは白か淡いブルー、ネクタイはお母さまの帯や着物の色と一色でも合わせていただけると、家族写真がふっと締まります。ポケットチーフはあってもなくても構いません。写真の中で胸元にひとつアクセントが入るだけで印象が変わります、と教えてくださったのは、以前撮影させていただいたおじいさまでした。革靴は黒か濃いブラウン、前日までに磨いておいていただけると安心です。
普段お仕事で着られているスーツで、もちろん大丈夫です。ただ「くたびれた感じ」だけは避けたいところなので、撮影日の数日前に一度クリーニングに出しておかれるか、袖を通してみて肩や膝の疲れ具合を確認しておかれると、当日ご自身のお姿にご納得いただきやすくなります。
「スーツはいつも着てるから、七五三くらいは着物で残したい」というお父さまも、確実に増えてまいりました。お父さまの和装は主に羽織袴と紋付袴の2種類です。
羽織袴は、羽織と袴の組み合わせで、格式ばりすぎず七五三に向いた装いです。色は落ち着いたグレー、深いブラウン、紺、黒系など。お子さまの袴と色を揃えていただいたり、あえて対比を作っていただいたり、コーディネートの自由度が高いのが特徴です。
紋付袴は、家紋の入った黒紋付の羽織と袴で、成人式や結婚式で着られるような正装です。ご祖父母さまが同席される三世代撮影や、格式の高い神社での参拝を予定されているご家族に選んでいただくことが多いです。ただ、夏場は暑さが厳しいので、5〜8月の早撮りの場合は羽織袴のほうが体力的に楽だと、これも撮影を通してお客様から教えていただきました。
「和装なんて結婚式以来で」というお父さまも、着付けまでスタジオでお任せいただける仕組みがあると、少し身構えずに済むかもしれません。当スタジオでは大人用のお着物レンタルと着付けをセットでご用意しておりますので、当日は手ぶらでお越しいただいて大丈夫です。
七五三は、撮影だけで終わらないご家族が多い一日でもあります。神社参拝、お食事会、ご親族の集まり――その日の動線の中で、お父さまがどんな装いなら過ごしやすいかも、少しだけ考えていただけると安心です。
スーツの場合は、コートやマフラーなど気温対策を忘れずに。革靴で長時間歩かれる場合は、事前にインソールを入れておかれると足の疲れが違うそうです。和装の場合は、着崩れが気になったときの応急対応を、撮影前にスタッフから丁寧にお伝えします。トイレでの帯の扱いなど、初めてのお着物でも当日困らないよう、朝の着付けのお時間にお声がけさせていただいております。

「両親も呼びたいんですけど、服装のこと、なんだか伝えづらくて…」――ご祖父母さまへの服装のお願いは、お母さまにとって意外と気を遣うところのようです。参加の合意は取れているけれど、装いのすり合わせまで踏み込めない、というお声も、たびたび伺います。ご祖父母さまへお伝えいただくときのちょっとした工夫を、お客様から教えていただいた実例も交えてご紹介します。
おじいさまの服装は、シンプルに「持っていらっしゃる中で一番きちんとしたスーツ」で問題ありません。ネイビーかグレーのシングルスーツに、白いシャツと落ち着いた色のネクタイ。革靴は黒。これだけで、家族写真の中で堂々と収まっていただけます。
「久しぶりにスーツを引っ張り出したら、ちょっとサイズが合わなくて」というのは、意外とよくあるとお伺いします。撮影日の1〜2週間前に一度袖を通していただくよう、お母さまからお声がけしておいていただけると安心です。ネクタイの締め方を忘れているおじいさまも少なくないので、当日はお父さまが手伝えるように準備しておかれるとスムーズに進みます。
和装で参加してくださるおじいさまも、ここ数年で少しずつ増えてまいりました。持っていらっしゃる紋付袴を久しぶりに出される、お母さまがレンタルを予約しておかれる、というかたちで動かれるご家族もあります。ただ、暑さや長時間の負担を考えると、参拝や移動を含むご祖父母さまの当日の体調が最優先です。無理をなさらないほうが、ご家族全員にとって良い一日になります。
おばあさまの洋装は、上品なワンピースやツーピースが定番です。落ち着いた色味(ベージュ、グレー、深い緑、紺)に、パールのネックレスやブローチをアクセントで加えていただくと、写真の中で凛と映えてくださいます。ジャケット類は、参拝時の気温調整にも役立ちます。
「若い頃の訪問着があるから、それを着ようかしら」というお声もよくいただきます。おばあさまが久しぶりに袖を通されるお着物は、写真の中で家族の歴史を静かに語ってくれる、特別な一着です。ただ、サイズと状態については、撮影日の2〜3ヶ月前に一度ご確認いただけますと安心です。詳しい点検の仕方は、衣装持ち込みの記事にもまとめさせていただきました。
靴はローヒールか、ヒールなしのパンプス。長時間の参拝や食事会を考えると、無理のない足元が一番だと、これもご祖母さまがた本人から教えていただきました。ハンドバッグは家族写真に持ち込まれないほうが多いですが、控室で待つ間の携行品は最小限にしておかれるとお写真が撮りやすくなります。
三世代で並ばれた集合カットは、七五三の写真の中でも本当に特別な一枚になります。この写真の完成度を左右させていただくのが、7〜9人が並ばれたときの色のバランスです。
一番シンプルな整理の仕方は、「主役の色」「お母さま系の色」「大人ダーク系」の3系統に分けて考える方法です。お子さまが赤・朱・ピンクの主役色、お母さまがベージュ・グレー・淡いブルー系、お父さまとご祖父母さまがネイビー・ダークグレー・チャコール系。この3系統が並ぶだけで、集合写真は自然にまとまってくださいます。
7〜9人が写る大きな集合カットでは、一人だけ極端に明るい色や柄が入ってしまうと、目線がそこに集中して主役のお子さまがぼやけてしまいます。ご祖父母さまへお伝えするときに、「派手にしないでね」ではなく、「みんなでダーク系で揃えたいから、ネイビーかグレーで来てくれる?」と具体的にお願いいただくと、伝わりやすいと教えてくださったのは、以前ご相談くださったお母さまでした。

7人・8人・9人の家族全員が集まってくださる撮影は、コーディネートの調整が難しくもあり、うまく整ったときの写真の力が本当に大きくもあります。これまでご家族と一緒に整えさせていただいた中で、外さないコツを3つに絞ってご紹介します。
家族全員のコーデで一番効くのは、「基準色」を先に1色決めていただくことです。基準色は、お子さまのお着物の中で一番使われている色から取らせていただきます。3歳の被布が朱色なら基準色は赤系、5歳の袴が緑なら基準色はグリーン系、7歳の四つ身が青紫なら基準色はネイビー系、といった具合です。
その基準色を、ご家族のどなたかに「小物レベル」で持ち込んでいただきます。お母さまの帯締め、お父さまのネクタイ、おばあさまのブローチ、おじいさまのポケットチーフ――お一人おひとりのどこかに、基準色が小さく入っているだけで、家族写真の統一感が驚くほど上がってくれます。
ベタ塗りで揃える必要はありません。むしろ「小さく共通」させていただくほうが、写真の中では家族の一体感として自然に映ってくださいます。
家族全員のコーデを整えさせていただくときに、絶対に外さないルールがひとつあります。「主役のお子さまより明るい人を作らない」ということです。
お子さまの被布が主役色として一番明るく、そこからお母さま、お父さま、ご祖父母さまへと段階的に落ち着いていく――このグラデーションが取れているかを、撮影前に一度確認させていただきます。もしお母さまの服装が意外と明るくてお子さまと張り合ってしまいそうなときは、髪飾りや帯を少し落ち着いたものに変えていただくだけで、バランスが取り戻せます。
これは家族全員が同じ気持ちで「今日はこの子が主役」と揃っていらっしゃるかどうかの、視覚的な現れです。基準がぶれると、写真もぶれてしまうと、これも撮影を通して教えていただきました。
家族写真の完成度を最後に決めるのは、意外にも靴と小物です。お母さまの草履とおばあさまのローヒールが同じ色系統だと、集合カットの下半身に統一感が生まれてくださいます。お父さまの革靴とおじいさまの革靴が両方とも黒で磨かれていると、それだけで「きちんとした一日」の空気が完成してくれます。
アクセサリーは控えめが基本です。腕時計、指輪、ネックレスは目立ちすぎない範囲で。特に集合写真では、光を強く反射するアクセサリーが目立ってしまうことがあるので、大きなブローチやピカピカのバックルなどは控えめにしていただけますと、写真がすっきり仕上がります。
小物レベルの調整は、撮影直前の相談会でも十分間に合います。ご家族のお写真を事前にLINEで送っていただければ、当日どの小物を持ってきていただくとしっくりくるか、私たちからも具体的にご提案させていただきます。

「お父さんも和装にしたいんですけど、着物なんて持ってなくて、着付けもどうすればいいか」――そんなお声を伺うと、私たちは大人お着物レンタル+着付けをそっとご案内しております。パパ着物レンタルは、家族写真をワンランク引き上げていただける、ありがたい選択肢のひとつだと、お客様のお姿を見せていただいて思っております。
料金は、シンプルな2つの内訳です。
| 対象 | 着物レンタル | お着付け |
|---|---|---|
| パパ | 4,400円 | 3,300円 |
| ママ | 5,500円 | 4,400円 |
パパのお着物一式は合計7,700円、ママの一式は合計9,900円です。ご夫婦で和装を揃えていただいても17,600円で、家族写真のクオリティを大きく引き上げていただけます。
いま、7月31日までのご予約・8月31日までの撮影で「パパ&ママ着物の館内レンタル半額」キャンペーンをご用意させていただいております。夏の早撮りを検討してくださっているご家族に、家族全員での和装撮影を試していただけましたら、私たちにとってもありがたい機会です。
大人用のお着物は、私たちが選ばせていただいたものからお選びいただけます。当日は手ぶらでお越しいただいて、朝の着付けから撮影までスタジオ内で完結いたします。慣れないお着物で移動する必要もないので、初めての方でも安心して和装体験ができる仕組みを整えさせていただきました。
パパ着物レンタルの一番の価値は、ご家族全員のコーデを一箇所で整えさせていただけることだと思っております。お子さまの被布、お母さまの訪問着、お父さまの羽織袴を、スタッフが色味とバランスを見ながら一緒に組み合わせさせていただきます。
「お子さまの被布が朱色でしたら、お父さまの袴はダークネイビーで引き締めるとバランスが取れますよ」「お母さまが淡い色無地でしたら、お父さまは深い茶系の羽織で対比を作らせていただきましょうか」――こういうご提案を、実物のお着物を見ながらその場で決めていけるのは、貸切スタイルのスタジオだからこそだと、お客様に喜んでいただけております。
ご祖父母さまの服装についてのご相談も、遠慮なくお持ちください。ご祖父母さまがご家族に伝えにくいことを、第三者の私たちからお伝えするお手伝いも、喜んでお引き受けさせていただきます。
「せっかくお着物を着るなら、そのまま神社にも行きたいです」――そんなご希望には、お出かけレンタルのオプションをご用意しております。お着物を着たままスタジオ外へお出かけされる場合は、+11,000円(税込)で参拝までお着物のままご移動いただけます。
高良大社・水天宮・篠山神社――久留米市内の神社での参拝を、ご家族全員が和装で歩かれるお姿は、それだけで通りすがりの方も振り返る一日になります。撮影の一枚を残していただくだけでなく、その日の一日を「特別なご家族の日」として過ごしていただけるのが、お出かけレンタルの一番の魅力だと感じております。
着崩れが心配な場合の応急対応、お手洗いでの帯の扱い、雨天時の対応まで、撮影前にスタッフから丁寧にお伝えいたします。初めての和装でも、当日不安なく過ごしていただけるよう、私たちも心を込めて準備させていただきます。
A. 当スタジオでは、パパのお着物レンタルが4,400円(税込)、お着付けが3,300円(税込)で合計7,700円(税込)でご用意しております。ママのお着物レンタルは5,500円+お着付け4,400円で合計9,900円(税込)です。ご夫婦一緒にご利用いただきますと合計17,600円で、家族撮影の一体感が大きく上がってくれます。7/31までのご予約・8/31までの撮影で「パパ&ママ着物の館内レンタル半額」キャンペーンもご用意しておりますので、この機会にぜひご検討いただけますとうれしいです。
A. もちろんです。当スタジオの七五三相談会では、ご参加予定のご祖父母さまの服装についても、具体的にご一緒に考えさせていただいております。ご祖父母さまへお伝えいただきにくい服装のご希望を、第三者の私たちからお伝えするお手伝いも喜んでさせていただきます。三世代でお着物を揃えたい場合の色バランス、参拝時の靴や小物のことまで、ご家族全員の一日を一緒に整えさせてください。
A. 可能でございます。お着物を着たままスタジオ外にお出かけされる場合は、+11,000円(税込)のお出かけレンタルオプションでご対応いたします。高良大社・水天宮・篠山神社など久留米市内の神社参拝、ご家族のお食事会、ご親族の集まりまで、和装で一日を過ごしていただけます。着崩れ対応や雨天時のご相談まで、撮影前に丁寧にお伝えさせていただきます。
七五三の家族写真は、10年後・20年後にご家族が何度も見返される一枚になります。お父さまの装い、ご祖父母さまの装い、そのすべてが揃ったとき、写真は「一日の記録」から「家族の物語」に変わってくださいます。当スタジオの相談会で、ご家族全員のコーディネートを、ぜひ一緒に整えさせていただけましたら幸いです。
〒839-0841 福岡県久留米市御井旗崎5丁目3-32
☎ 0942-48-5532(9:00〜18:00/火曜定休)
https://kagayaki-studio.com/kurume/
ご予約・ご相談は公式LINEからが一番スムーズです。お父さまの服装のお迷い、ご祖父母さまへの伝え方、ご家族全員のコーディネート相談、パパ着物レンタルのお問い合わせなど、何でもお気軽にお声がけください。久留米市内はもちろん、小郡・うきは・鳥栖・朝倉・大刀洗・八女からご来店くださるご家族も、心よりお待ちしております。